筋肉が大きくなる仕組みとインスリンの関係

栄養学

「筋肉を大きくしたい!」と思ったとき、多くの人が筋トレやタンパク質の摂取に注目します。

もちろんそれも大切ですが、実はホルモンの働きも筋肉の成長に大きく関わっているのをご存じでしょうか?


その中でも特に重要なのがインスリンです。

この記事ではインスリンについて解説します!

インスリンとは?

インスリンは、膵臓から分泌されるホルモンで、主な働きは「血液中の糖分を下げること」です。
食事で糖質を摂ると血糖値が上がり、それを下げるためにインスリンが分泌されます。このとき、糖は筋肉や肝臓に取り込まれてエネルギー源として使われたり、余った分は脂肪として蓄えられたりします。

これらの働きからインスリンは
血糖値をコントロールする脂肪をため込む作用があるというイメージを持たれがちですが、
実は筋肉を大きくするホルモンでもあります。

実はこのインスリン、筋肉の成長にとっても欠かせない存在です。
なぜなら、インスリンには「栄養を細胞に取り込ませる」働きがあるからです。

具体的には、


• アミノ酸を筋肉に取り込みやすくする
• 筋肉の分解を抑える
• 筋肉の合成を促す


といった効果があります。

つまり、トレーニング後に栄養を効率よく筋肉に届けるために、インスリンがとても重要な役割を果たしているのです。

ただし「普段の運動習慣」がカギ

ここで注意したいのが、インスリンは運動をしている人にこそ筋肉へ働きやすい という点です。


普段から運動をしていない人の場合、インスリンは筋肉よりも脂肪に作用しやすく、結果的に脂肪が増えてしまいます。

逆に、トレーニングを習慣にしている人は筋肉がインスリンに反応しやすくなり、

栄養を効率よく筋肉に取り込めるようになります。

これが「筋トレすると太りにくくなる」と言われる理由のひとつです。

トレーニング後の栄養補給のコツ

では、インスリンの働きを筋肉の成長に最大限活かすには、どのような栄養補給をすればいいのでしょうか?

トレーニング後30分〜1時間がゴールデンタイム

筋トレ直後は、筋肉が栄養を欲している状態です。

このタイミングでタンパク質と糖質を一緒に摂ることで、インスリンが分泌され、栄養を効率よく筋肉に届けられます。

タンパク質をしっかり摂る

筋肉の材料になるタンパク質は必須です。目安は体重×1.5〜2.0g/日ですが、トレーニング後は20〜30g程度を目安に摂るとよいでしょう。
プロテインドリンクは手軽にタンパク質を摂取できるのでおすすめです。

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糖質も一緒に摂る

糖質を摂ることでインスリンが分泌され、タンパク質(アミノ酸)を筋肉に取り込みやすくなります。おにぎりやバナナなど消化吸収の良いものが◎。

脂質は控えめに

トレーニング直後は消化吸収スピードが大事。脂質が多いと消化に時間がかかるため、できるだけ控えるようにしましょう。

まとめ

インスリンは「太る原因」と思われがちなホルモンですが、実は筋肉を大きくするための強力なサポーターでもあります。


• 食事で分泌されるインスリンは、筋肉と脂肪に働く
• 運動していないと脂肪に働きやすくなる
• トレーニングを習慣にすると筋肉に栄養を届けてくれる
• トレーニング後30分以内にタンパク質+糖質で効率アップ

インスリンの働きを正しく理解し、トレーニングと食事を組み合わせて、筋肉を効率よく成長させましょう!

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